住宅ローン減税って誰が得するの?

人生の中で大きな買い物をする、高額の支払いをするような機会はいくつかあります。車を買う、結婚式・披露宴をする、引越しだってお金がかかります。そんな中、最も大きな買い物といえば家を買うということではないでしょうか。マイホームって夢ではありますが、実際購入するということはローンを組めるだけの収入や預金が必要になってきます。そして、いざローンを返済していけば生活に余裕がなくいっぱいいっぱいになってしまう人もいるでしょう。ローン以外にかかるお金は、できるだけ抑えたいですよね。

毎年かかってくる費用の中で、自分ではどうしようもないのが所得税と住民税です。収入に対して課されるもので、しかも控除前の額面金額に応じて課されてしまいますから結構大きな出費になるんですよね。この所得税や住民税が減税されるとしたら助かりませんか?

所得税・住民税の減税条件の1つに住宅ローン減税があります。新たに住宅を購入してローンを組んだ場合、年末のローン残高によってはその年の所得税・住民税が減税されると言うものです。住宅を購入した年にもよりますが、年末のローン残高が3000万円以上あれば年間30万円を最大10年間減税される、もしくは年末のローン残高が年間2000万円以上あれば年間20万円を最大10年間減税される、というものです。最大で300万円や200万円減税されるんですから大きいですよね。自分がどの条件に当てはまるかは、購入した年をチェックするようにしてください。

住宅ローン減税は基本的には所得税を減税するものですが、所得税を減税してもまだ減税額が残っていれば住民税も減税することができます。ただし、これもいつ住宅を購入したかによって違ってきますし、住宅ローン減税を受けるための細かい条件もあります。住宅ローン減税について詳しく知りたいときには税務署に問い合わせてみるのが確実でしょう。